2016年07月13日
会津に行ってきました vol2

感謝
今日は、肉屋です。

つづき
前回馬肉の種類などを話しましたが、今回は、お邪魔させていただいた会津畜産さんについて。
郡山から高速道路を使って、約一時間。会津若松の市街地からも車で10分ほど離れた場所に加工場があります。
この加工場、外から見たら新しい大きな建物という感じなのですが、実は、中は作業の種別によりいくつかに分かれていて、すべて滅菌された通路によってつながっています。

見学日は、お休みで作業は行っていないのですが、作業しているのと同じようにして中に入ります。
服の上にカバーするものをまとい、コロコロでまず体を軽くなでてから、工場でよく見るエアシャワー室に


その後、手を洗うのですが、洗う順番道理に水、洗剤、洗剤で手をよく洗うカウントダウンが表示され(30秒)、終わると水が出て洗い流します。

掃除や殺菌には、本当に気を使っていて、まずは熱湯による洗浄、その次に、熱をとるために冷却した殺菌水(ハセッパー水・・・雑菌を死滅させた後水に分解し匂いも残らない)でまた洗浄と、必ず2工程行います。

殺菌水製造装置と、冷却貯蔵装置です。
そして、必ずやっているのがこれ!

製品の安全性の確認の為に、必ず個体検査を行っています。
気にする方はしょうがないのですが、原発事故によるセシウムの問題をよく聞かれますが、安全基準を100とすると、自主的に50を安全基準とし、さらに25出たら報告するようになっているそうですが、出たことはないそうです。
会津に関しては、福島第一原発から100kmほど離れているし、風向きも違ったし、まず心配することはないのだけど、福島ということで、かなり難しい時期もあったそうです。
本題に戻ります。
刺身用にカットする作業部屋の気の使いようは、半端ないです!

一つのブロックを捌くと、必ずまな板を先ほどの2工程で洗浄して、また最初から次のブロックに取り掛かります。
建物内部は、15度以下に保たれていて、作業場の温度も13度以下に常に設定されています。
空調の機械からほこりが舞わないように、頭上にあるフィルター機能を持った筒から冷気が出ます。

また、生食の作業をする人は、冷蔵庫の中の黄色い線から出てはいけなくて、反対側からは、梱包作業の人が持っていくのですが、やはりそちらも黄色い線からは出ないように作業するそうです。
他にも、扉はすべて自動なのですが、センサーは扉の横に下向きにセットされていて、手をかざして開けるなど、なるべくどこにも接触しないようにしていたり、温度管理が行き届いています。
当然ながらこの加工場は、FSSC22000という、今一番厳しい基準をクリアーしていて、どこの大手と話をしても、この認証を受けているというと、視察なしにすんなり話が進むそうです。
いま、日本で生食が許されている唯一の馬刺し。
肉屋が販売させていただいている会津畜産さんに関しては、こちらの想像以上に提供することに神経を使っていることがうかがえて、本当に安心というか、信頼をもって取引ができると感じました。
つづく
今日は、肉屋です。


つづき
前回馬肉の種類などを話しましたが、今回は、お邪魔させていただいた会津畜産さんについて。
郡山から高速道路を使って、約一時間。会津若松の市街地からも車で10分ほど離れた場所に加工場があります。
この加工場、外から見たら新しい大きな建物という感じなのですが、実は、中は作業の種別によりいくつかに分かれていて、すべて滅菌された通路によってつながっています。

見学日は、お休みで作業は行っていないのですが、作業しているのと同じようにして中に入ります。
服の上にカバーするものをまとい、コロコロでまず体を軽くなでてから、工場でよく見るエアシャワー室に


その後、手を洗うのですが、洗う順番道理に水、洗剤、洗剤で手をよく洗うカウントダウンが表示され(30秒)、終わると水が出て洗い流します。

掃除や殺菌には、本当に気を使っていて、まずは熱湯による洗浄、その次に、熱をとるために冷却した殺菌水(ハセッパー水・・・雑菌を死滅させた後水に分解し匂いも残らない)でまた洗浄と、必ず2工程行います。

殺菌水製造装置と、冷却貯蔵装置です。
そして、必ずやっているのがこれ!

製品の安全性の確認の為に、必ず個体検査を行っています。
気にする方はしょうがないのですが、原発事故によるセシウムの問題をよく聞かれますが、安全基準を100とすると、自主的に50を安全基準とし、さらに25出たら報告するようになっているそうですが、出たことはないそうです。
会津に関しては、福島第一原発から100kmほど離れているし、風向きも違ったし、まず心配することはないのだけど、福島ということで、かなり難しい時期もあったそうです。
本題に戻ります。
刺身用にカットする作業部屋の気の使いようは、半端ないです!


一つのブロックを捌くと、必ずまな板を先ほどの2工程で洗浄して、また最初から次のブロックに取り掛かります。
建物内部は、15度以下に保たれていて、作業場の温度も13度以下に常に設定されています。
空調の機械からほこりが舞わないように、頭上にあるフィルター機能を持った筒から冷気が出ます。

また、生食の作業をする人は、冷蔵庫の中の黄色い線から出てはいけなくて、反対側からは、梱包作業の人が持っていくのですが、やはりそちらも黄色い線からは出ないように作業するそうです。
他にも、扉はすべて自動なのですが、センサーは扉の横に下向きにセットされていて、手をかざして開けるなど、なるべくどこにも接触しないようにしていたり、温度管理が行き届いています。
当然ながらこの加工場は、FSSC22000という、今一番厳しい基準をクリアーしていて、どこの大手と話をしても、この認証を受けているというと、視察なしにすんなり話が進むそうです。
いま、日本で生食が許されている唯一の馬刺し。
肉屋が販売させていただいている会津畜産さんに関しては、こちらの想像以上に提供することに神経を使っていることがうかがえて、本当に安心というか、信頼をもって取引ができると感じました。
つづく

Posted by オニクヤサン at 16:54│Comments(0)
│肉のこと