2010年11月09日
今週のブタちゃんと子どもには・・・・

今日は、肉屋です。

今週も、小笠食肉センターより、肉屋にフックラブタちゃんがやってきました。


今週のブタちゃんは、最近肉屋が気にいっている静岡県内の生産農家さんのブタちゃん。
夏の暑い時期でも、しまりがあり、肉に力があるブタちゃんを供給してくれた生産農家さんです。
市場原理で儲かる時と損をする時がある、厳しい現実がある生産農家さん。
そんな中でも、仕事をきちんとするという事が、当たり前と思って仕事をしてくれているのが伝わってくる豚ちゃんです。

こういう生産農家さんには、正当な評価がされるべきだと思います。
ま、偉そうに言っているのですが、買い支えるだけの力がない肉屋です・・・

今回も、氷温冷蔵庫で、1週間ほど寝かせてから
、捌いていきたいと思います!


そんな肉や自慢の、熟成つるしブタなのですが、先日お客さんとこんな会話をしました。
お客さん『ウチの孫が、オニクヤサンの柔らかいお肉が食べたいって言うから買いに来たの。』
肉屋のバラ肉を焼き肉で食べるのが好きな、年長の男の子なのですが、口の周りを、ばら肉の脂でテカテカにしながら、200gペロリと食べてしまうそうです。
肉屋のブタちゃんの脂は、融点が低くなっている為、臭みも無く、しつこくもなく、本来持っている甘味が際立ちます。
バラ肉が大好物だと聞いて、ナカナカ通な子だな~なんて、感心していると。
『ウチの息子が、「オフクロ、あんまり子どもに美味しいものをたべさせるなよ!」って言うのよ! 頭キタ
から、「あたしが食べたいものを、わけているだけだよ!」って、言ってやった
』とのこと。
最近こういう、『小さいうちから美味しいものを食べさせてはいけない』と言う方が多いと思います。
ナゼそんな事を言うのでしょう。
子どものうちからちゃんとした味覚が育たなければ、結局、味の濃いもの、化学調味料で旨味を添加した物だけを好むようになります。
肉屋は、何も、肉屋の肉を食べてクレといっているわけでもないし、ましてや、毎日焼き肉、すき焼き、ステーキを食べるのが良いといっているわけでもありません。
焼き肉やステーキが一般的になったのは、せいぜいココ20~25年くらいです。
すき焼きも、お肉は主役でもあり脇役でもあるという感じで、野菜やシラタキなどの出汁と考えても良いものです。
明治の初頭から、民間人の食卓にも徐々に肉食が広がっていきましたが、その基本は、肉じゃがやキンピラ等のように、野菜の出汁として使われていました。
旬の野菜は、少しえぐみも有りますが、上手く調理すれば栄養価が高い体に優しい食材です。
そんな旬の野菜と一緒に、野菜の上手さを引き立てるように、肉を使ってもらえたらと思っています。
食事が美味いと言うことが、脳に一番刺激
があるそうです。
1年365日、3度3度の食事をすべてこだわるのは無理にしても、出来るだけ、子どもにこそ、美味しいものを食べさせてください。
TPPで厳しくなる事が予想される農家さんを、正当に評価する為にも、お願いします。


今週も、小笠食肉センターより、肉屋にフックラブタちゃんがやってきました。



今週のブタちゃんは、最近肉屋が気にいっている静岡県内の生産農家さんのブタちゃん。

夏の暑い時期でも、しまりがあり、肉に力があるブタちゃんを供給してくれた生産農家さんです。
市場原理で儲かる時と損をする時がある、厳しい現実がある生産農家さん。
そんな中でも、仕事をきちんとするという事が、当たり前と思って仕事をしてくれているのが伝わってくる豚ちゃんです。


こういう生産農家さんには、正当な評価がされるべきだと思います。
ま、偉そうに言っているのですが、買い支えるだけの力がない肉屋です・・・


今回も、氷温冷蔵庫で、1週間ほど寝かせてから




そんな肉や自慢の、熟成つるしブタなのですが、先日お客さんとこんな会話をしました。
お客さん『ウチの孫が、オニクヤサンの柔らかいお肉が食べたいって言うから買いに来たの。』
肉屋のバラ肉を焼き肉で食べるのが好きな、年長の男の子なのですが、口の周りを、ばら肉の脂でテカテカにしながら、200gペロリと食べてしまうそうです。
肉屋のブタちゃんの脂は、融点が低くなっている為、臭みも無く、しつこくもなく、本来持っている甘味が際立ちます。
バラ肉が大好物だと聞いて、ナカナカ通な子だな~なんて、感心していると。
『ウチの息子が、「オフクロ、あんまり子どもに美味しいものをたべさせるなよ!」って言うのよ! 頭キタ




最近こういう、『小さいうちから美味しいものを食べさせてはいけない』と言う方が多いと思います。
ナゼそんな事を言うのでしょう。
子どものうちからちゃんとした味覚が育たなければ、結局、味の濃いもの、化学調味料で旨味を添加した物だけを好むようになります。
肉屋は、何も、肉屋の肉を食べてクレといっているわけでもないし、ましてや、毎日焼き肉、すき焼き、ステーキを食べるのが良いといっているわけでもありません。
焼き肉やステーキが一般的になったのは、せいぜいココ20~25年くらいです。
すき焼きも、お肉は主役でもあり脇役でもあるという感じで、野菜やシラタキなどの出汁と考えても良いものです。
明治の初頭から、民間人の食卓にも徐々に肉食が広がっていきましたが、その基本は、肉じゃがやキンピラ等のように、野菜の出汁として使われていました。
旬の野菜は、少しえぐみも有りますが、上手く調理すれば栄養価が高い体に優しい食材です。
そんな旬の野菜と一緒に、野菜の上手さを引き立てるように、肉を使ってもらえたらと思っています。
食事が美味いと言うことが、脳に一番刺激


1年365日、3度3度の食事をすべてこだわるのは無理にしても、出来るだけ、子どもにこそ、美味しいものを食べさせてください。
TPPで厳しくなる事が予想される農家さんを、正当に評価する為にも、お願いします。
Posted by オニクヤサン at 23:47│Comments(0)
│今週のブタちゃん