2011年07月13日
今週のブタちゃんと福島産についておもうこと

感謝
今日は、肉屋です。

今週も、小笠食肉センターよりフックラブタちゃんがやってきました。

今回のブタちゃんは、いつもより少し小さめ。
でも、脂のしっかり乗ったフクヨカさは、たまりません!
このブタちゃんも『おんと』、いわゆるさっきまで生きていたブタちゃんでした。
命の重みと温かさを感じながら、氷温冷蔵庫に入れてつるしました。!

脂肪の中には、水分が多く含まれているので光の反射が違います。

こちらは先週のブタちゃんです。

脂肪分から水分が抜けて、表面のつやがなくなり光が反射しなくなっています。
(赤い部分は、搬送時についた血が薄く残っていて、その血が乾いて目立つようになったものです。基本的には、と畜処理した時に表面は、オゾン水で殺菌洗浄します。)
というわけで、今週も美味しくなるように吊るして熟成させたいと思います!
今週といえば、福島産の牛肉が話題になっています。
静岡市にも一部流通したそうです。
肉屋の半端な知識で解説するのは、信憑性と言う点からいいとは思えないので、あくまでも感想という感じで述べたいと思います。
まず、暫定基準値の設定値が、どのようにして設定されているのかを、もっとはっきり知らせて欲しいです。
少し前に問題になったお茶の基準値も、一年間毎日一定量を飲んでも、レントゲンで浴びる放射能と大差ないと聞いています。
今回の肉の基準値も、120日間毎日食べると発症のリスクが高くなるとの事。
日本人の毎日の肉の摂取量の平均値から考えると、そもそものこの基準値がおかしいように感じてしまいます。
基準値は、絶対の安全値から算出されてしかるべきだとは思いますが、いたずらに数字が一人歩きしているようにも感じます。
基準値の基準を、もう少し分かりやすく説明して欲しいです。
(これは、マスコミがいたずらに騒ぎ立てるのもいけないと思いますが・・・)
後、今回の件で一番思ったのが、BSEのために全頭検査をし、固体識別番号で、一頭一頭を全て管理し、追跡できるようなシステムが、ちゃんと機能しているという事実です。
イロイロな問題を抱えていて、このシステムを存続させるのに、賛否が有ったのですが、ちゃんと機能するところを見てしまったので、このシステムは存続するんでしょうね~。
最後に、まったくのおせっかいと言うか、取り越し苦労だと言いのですが、この生産農家さんが社会的に追い詰められなければいいなと、思っています。
この農家さんがやったことは、褒められることでは有りませんが、元をただせば東電と、原子力政策を推し進めてきた政治屋さんの無策と言っても過言ではないと思っています。
今回の震災後、肥育する農家さんたちは、餌の確保が難しくなり本当に苦労したそうです。
厚労省は、『屋外保管していた飼料は、使わないように指導したのに、使ってしまったのは想定外』みたいなことを言っていたけど、それなら飼料がちゃんと流通するように手は打ったのか??
生き物が腹をすかしているところを見て、これは使っちゃいけないものだからと、冷静に判断できるでしょうか?
また、指導と言っても、紙切れで伝えただけではなかったか、危険性はちゃんと伝えたのか・・・。
他の生産農家さんが、『これでまた、福島県産が売れなくなる・・・』と言っていたのが気になります。
頭のいい人たちが官僚や政治家になっているはずですから、もう少し知恵を出して、未来が語れるようにして欲しいと願うばかりです。
今日は、肉屋です。


今週も、小笠食肉センターよりフックラブタちゃんがやってきました。


今回のブタちゃんは、いつもより少し小さめ。
でも、脂のしっかり乗ったフクヨカさは、たまりません!

このブタちゃんも『おんと』、いわゆるさっきまで生きていたブタちゃんでした。
命の重みと温かさを感じながら、氷温冷蔵庫に入れてつるしました。!

脂肪の中には、水分が多く含まれているので光の反射が違います。

こちらは先週のブタちゃんです。

脂肪分から水分が抜けて、表面のつやがなくなり光が反射しなくなっています。
(赤い部分は、搬送時についた血が薄く残っていて、その血が乾いて目立つようになったものです。基本的には、と畜処理した時に表面は、オゾン水で殺菌洗浄します。)
というわけで、今週も美味しくなるように吊るして熟成させたいと思います!
今週といえば、福島産の牛肉が話題になっています。
静岡市にも一部流通したそうです。
肉屋の半端な知識で解説するのは、信憑性と言う点からいいとは思えないので、あくまでも感想という感じで述べたいと思います。
まず、暫定基準値の設定値が、どのようにして設定されているのかを、もっとはっきり知らせて欲しいです。
少し前に問題になったお茶の基準値も、一年間毎日一定量を飲んでも、レントゲンで浴びる放射能と大差ないと聞いています。
今回の肉の基準値も、120日間毎日食べると発症のリスクが高くなるとの事。
日本人の毎日の肉の摂取量の平均値から考えると、そもそものこの基準値がおかしいように感じてしまいます。
基準値は、絶対の安全値から算出されてしかるべきだとは思いますが、いたずらに数字が一人歩きしているようにも感じます。
基準値の基準を、もう少し分かりやすく説明して欲しいです。
(これは、マスコミがいたずらに騒ぎ立てるのもいけないと思いますが・・・)
後、今回の件で一番思ったのが、BSEのために全頭検査をし、固体識別番号で、一頭一頭を全て管理し、追跡できるようなシステムが、ちゃんと機能しているという事実です。
イロイロな問題を抱えていて、このシステムを存続させるのに、賛否が有ったのですが、ちゃんと機能するところを見てしまったので、このシステムは存続するんでしょうね~。
最後に、まったくのおせっかいと言うか、取り越し苦労だと言いのですが、この生産農家さんが社会的に追い詰められなければいいなと、思っています。
この農家さんがやったことは、褒められることでは有りませんが、元をただせば東電と、原子力政策を推し進めてきた政治屋さんの無策と言っても過言ではないと思っています。
今回の震災後、肥育する農家さんたちは、餌の確保が難しくなり本当に苦労したそうです。
厚労省は、『屋外保管していた飼料は、使わないように指導したのに、使ってしまったのは想定外』みたいなことを言っていたけど、それなら飼料がちゃんと流通するように手は打ったのか??
生き物が腹をすかしているところを見て、これは使っちゃいけないものだからと、冷静に判断できるでしょうか?
また、指導と言っても、紙切れで伝えただけではなかったか、危険性はちゃんと伝えたのか・・・。
他の生産農家さんが、『これでまた、福島県産が売れなくなる・・・』と言っていたのが気になります。
頭のいい人たちが官僚や政治家になっているはずですから、もう少し知恵を出して、未来が語れるようにして欲しいと願うばかりです。
Posted by オニクヤサン at 20:04│Comments(0)
│今週のブタちゃん